アート―イーゴン自治区
私の敬愛するアンディ・ウォーホルの有名な言葉で
「誰もが15分間なら有名人になれる、そんな時代が来るだろう。」
というのがあって、これは知ってる人も多いと思うけど、
後に、こんな言葉も彼は残している。
「誰もが15分以内に有名人になれる。そんな時代が来るだろう」
こっちはあまり知られていないかもしれないね。
今週の木曜日に、かねてから気に入ってたサナダ君のお部屋DJが
とうとうユーストリームで、こっそりと生放送された。
平日木曜日、仕事が終わって帰り道に携帯でツイッターを見てたら
マキちゃんのつぶやきで「さ・な・だ!」ってのがあったから、
まさか、って思って帰ってmacを開いてみると、やってたね。
ブライアン·アダムスは、私はここにmp3あなたを待っているされます。
私は学生の頃、DJやってた中村君っていう友人がいて、彼の家に遊びに行くといつも彼はささっと台所に行ってお湯を沸かし、私の前にコーヒーを出したあと、押し入れのターンテーブルに向かってレコードを延々と回し続けて私をもてなしてくれた。マイ・プライベートDJ。
私は、彼が私のために選んでくれるレコードが好きだった。
秋になって私の誕生日になると、中村君は私の好きそうなレコードを選んでプレゼントしてくれた。
話を戻そう。
木曜日のサナダ君の部屋DJユーストリームでは、ツイッターを使ったチャットでこんなつぶやきを見つけた。
「俺もみんなに喜ばれるレコード買ってればよかった
って後ろで旦那が呟いてる・・。」
喜ばれるレコードを買う。か。
MySpaceページで音楽を取得する方法
音楽は誰のために鳴るかなんて、そんな大それた事ではないけれど、これはとても感慨深い名言だぞ、と思った。
昨今、音楽はデジタルデータとしてダウンロードして購入できるようになって、これは便利でリーズナブルでいいなと思う。気軽に1曲から買えるようになって、きっと今までそれほどCDやレコードを買っていなかった人が買うようになったというケースも多いかもしれない。
買ったデータをMP3プレーヤーに入れてイヤホンで楽しむ。
音楽とともにある生活。これはいい事だ、と私は思う。
しかしながらその反面、音楽というものが独りで楽しむようなとてもパーソナルなものになった。とも言える。なおかつ、i-Podに貯めた音楽はmixiのコミュニティのように、自分はこういう属性なんだよ、という自己紹介のためのわかりやすいプロフィールにもなった。こういうのはまぁ、今に始まった事じゃないけどね。
DVDプレーヤーは何ですか
中村君が私に教えてくれた「この音楽を君へ。」というマインドがDJの「もてなしスピリット」とするならば、その行為にはやっぱりレコードが必要なんだろうなと思う。あの黒い円盤に丁寧に針を落とす行為は、なんだかとても優しい行為のように思える。
サナダ君の選曲は面白い。
ユニークであると同時に、なんだか独特の切なさのようなものがある。
マキちゃんはこう言ってた。
「木曜日って感じですよね。」
って。
そうかも知れないね、って、その場の何人かが同意した。
月曜でも週末でもない。週の真ん中水曜日でもない、
木曜日の感じ。そう、そんな感じだ。
この間のユーストリームはどうやらテスト放送だったようだけど、
是非また次の木曜日にもやって欲しい。
私はまたきっとツイッターで参加して、
これを読んで興味を持ってくれた人もまたつぶやいてくれる。
そして彼を、15分で有名にしてやろうと思うのだ。
そう、私は勝手にサナダ君の部屋DJを応援しています。
こんな事書いたら、サナダ君やりづれぇだろうな(笑)
まあ、いいや。
私の敬愛するアンディ・ウォーホルの言葉で、
「普通ならなんて事無い些細な事が、
突然、とてつもなく面白く感じられる、
そういう事が、必ずあるのさ。」
というのがある。
自宅で男がレコードをかけている。
そんな事が、いまは面白い。
※画像を勝手に載っけてごめんね。
ちょっと加工してあるから見逃せ。
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